そもそも、空手とは、沖縄県がまだ琉球王国だった時代にまで歴史が遡ります。琉球王国時代に、素手素足を用いる拳法が成立し、それが空手の原型となっています。

 現在の空手は大きく分けて、相手に直接技を当てない「寸止め空手(または伝統空手などとも)」と相手に直接技を当てる「フルコンタクト空手」に分かれており、三重大学空手道部は前者の相手に直接技を当てない「寸止め空手」を行っています。空手には、決まった順序で決まった技を仮想の相手に出し、その完成度の高さを競う形競技と、実際に対人で技を出し合い、獲得したポイントの多さを競う組手競技があります。スポーツ化・競技化が進み、老若男女誰でも空手を練習できるようになっています。スポーツ化・競技化に伴い、徹底した安全対策も取られ組手競技では、マウスピースにボディープロテクター、男子はセーフティーカップが着用を義務付けられ、それに加えて分厚いスポンジを使っているプロテクターを手足に(加えて一部試合ではプラスチック製のヘルメット型防具も)着用します。なので、現在では余程のことがない限り大怪我に繋がることはありません。